美味ちんぽ
周りが持っている物を自分だけが持っていないということは恐怖である
それは"物質的なモノ"だけでは無く"感覚的なモノ"であっても同義だ
例えば自分の脳にだけ"楽しい"という感覚を理解する部分が存在していなかったときそれは最大の恐怖であると思う
逆に自分以外の人類全員に"モギャしい"といった感覚が存在していたらどうだろうか、例えばうらないっこガムでまっかっか棒が出てきた時にのみ得られる感覚が"モギャしい"
人々はうらないっこガムでまっかっか棒が出てくるたびに"モギャしい"感覚を楽しんでいるのに自分だけが"モギャしい"を知らないまま死んでいく
なんて救いのない悲劇なんだろうか
「「実はそんな悲劇がマジな話自分自身に起きている気がしてならない」」
テレビや雑誌である表現を目にするたびにそう疑ってしまわざるを得ない表現があるのだ
それは、、、
『コク』
コクってなんだ。
テレビや雑誌で料理特集等が組まれると決まって「味にコクが出る」だの「コクが足りない」だの意味不明なことを抜かしおる
なんなんだ???みんな理解してるのか???食べ物を食べる時に"塩気"や"甘味"や"苦味"以外に「コク」まで感じているのか???俺にだけ「コク」のクオリアが無いのか??俺は「コク」が存在しない並行世界からの迷い人なのか??
そんな自分が他人に「コク」が何なのか尋ねると決まって返ってくる言葉がある
『味の深み』
…?
……???
わけがわからない、なんとか解決の糸口が見つかるかと思い質問したがむしろ謎は深まるばかりだ
「味の深み」ってなんだ?味に深度があるのか?深ければ深いほど美味いのか?地球の大トロはマリアナ海溝なのか?
わからない…なんなんだマジで…てかぶっちゃけ言ってお前らも全員よく分かってないだろ
適当に「味に深みがでた!」とか言ってれば料理上手に見られると思って言ってるだけだろカス共め
今後味について"深み"を口に出したやつは具体的に深度何メートルなのか教えろ
味の深淵を覗くな
深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだから…